背中のツボ

便秘点(べんぴてん)
名前の通り、便秘に効果があります。腰のくびれに手を当てて背中側を親指で押すようにすると見付けやすいツボです。
●肋骨のいちばん下から指幅2本分下、横は背骨から指幅4本分外側
●くびれに手を当て、親指で背中のツボを軽く押さえながら左右にひねって刺激する。

ツボを押す際の注意点

妊娠中はツボ押しがおすすめ?それともダメ?

妊娠中のツボへの刺激に関しては、プロの鍼灸師さんの中でも意見が割れているようです。便秘に効く経穴を押しても子宮の収縮は起きないので問題ないとする所や、妊婦さんには対応できないという所など、施設によって対応が異なっています。特に妊娠初期は避けるようにするという意見も多く見られます。また、胎盤が出来る前はトラブルがおきやすいので「ツボ押しが悪かったのかもしれない」と不安からストレスを感じてしまうとメリットよりデメリットの方が大きくなってしまう事があげられます。

参照: 妊娠中(妊娠初期)のツボの刺激やお灸について | 【吉祥寺 不妊鍼灸】

ツボ押しは薬を使わずに体のマイナートラブルの改善が期待出来る方法ですので、妊娠中の場合はこの点を踏まえて妊娠初期は避け、安定期以後に行う事をおすすめします。もしくはマタニティ向けのコースがある所でプロの施術を受ける事をおすすめします。

通常でも気を付けたいこんな点

力まかせに押さない
経穴の刺激は強ければ良いという物ではありません。気持ちいいと感じる程度にします。

食後は避ける
食事の後は消化吸収のために血液の流れが胃の周辺に集まっています。その時ツボを刺激すると消化が上手く行えない事があります。食後は1時間以上あけるようにして下さい。