節食ダイエットを行うと便が少なすぎて排泄されにくい
また、体型を気にして食事を控えたりすると便となる材料が少ないため古い便が出口に向かって押し出されず腸に止まり続けます。便が残っていると腸は引き続きそこから吸収しようとするとため水分が抜けて固い便になり、ますます腸の中で動きにくくなってしまいます。

人目が気になって自然なタイミングを逃してしまう
排便したいと感じた時、女性は人目が気になると我慢してしまいがちです。そうすると排便の信号が無視されるため、便に対しての腸と肛門の感度が鈍っていきます。便意を感じなくなると適切なタイミングにトイレに行っていきむ事ができなくなるため、便がたまっているのにトイレに行くタイミングがわからず便秘が悪化していく、という悪循環に陥ります。

便秘の症状や健康への影響

便秘になると便が出なくなる事の他に以下のような症状が出る事もあります。

イライラしたりする
腸はリラックスを司る副交感神経とも連動しているので腸の状態が良くないとイライラしたり不安になったりしがちです。

疲労・全体的な不調
腸は免疫物質を作り出す働きも持っていますので悪玉菌が増える事で体全体が不調になりがちです。

肩こり・腰痛
便秘になると腸の周りの血流が滞るためうっ血し、それが血流の悪さに由来する肩こりや腰痛の原因にもなります。

肌荒れ・吹き出物
便秘で悪玉菌が増える+便が残る事で状態の悪い便から老廃物を吸収して血液に流すため、肌のターンオーバーに影響を及ぼし肌荒れや吹き出物の原因となります。また、血流が悪くなる事で顔色が悪くなる場合もあります。

病気の原因となる事もある便秘

生活習慣病と便秘は一見無関係に思えますが、実は関わりがありますので注意が必要です。慢性的に便秘を繰り返しているとそれ自体が生活習慣病の引き金となる事もあります。生活習慣病の多くは腸内環境が発症に関わっているのです。食生活の乱れや腸内細菌のバランスが良くない事で糖の分解・脂質の吸収に悪影響を及ぼすためです。