便秘で起きる腹痛の主な理由はガスと腸の動き

便秘が原因で起きる腹痛にはいくつか原因があります。食べた物が原因だったり、便を出そうとする腸の動きが原因であったり理由は様々です。

たまった便とガスでお腹が張っている
この場合、お腹にたまった便のせいでガスが多く発生し、それによって内臓が圧迫される事で痛みを感じます。ガス抜き運動をしたりおならが出ると楽になったりするパターンです。

便を押し出そうとする腸の動きが原因の場合
便を押しだそうと腸が激しく動く事でも痛みを感じる事があります。便が硬くなるとスムーズに押し出されないため、痛みが続いてしまう事もあります。

けいれん性便秘の時に腸を刺激した
ストレスなどで自律神経の働きが狂って腸が過剰に動くと、便が正しい動きをしないために便秘と下痢を交互に繰り返したりします。そういうタイプの便秘の時に、動かない腸に刺激を与える事で便秘を改善するタイプの食品や緩下剤を摂取すると腸のけいれんが悪化して痛みを感じる事があります。

器質性便秘である時
腸閉塞や腸捻転、大腸癌のような重大な疾患の時は腸の中が傷ついているため出血もあり激しい痛みがあります。ちょっと痛いなで収まらない場合は痛みの直接の原因は便秘ではありません。直ちに医師の治療を受ける必要があります。

便秘で痛む事が多いのはおへそまわりと左脇腹

大腸は右下から上に上がってお腹を横切り、左側から肛門に向けて下がって行く形になります。便秘は左脇腹の下行結腸やその下のS字結腸に便がたまって起きやすいので便秘の痛みはおへそ回りや左側で起きるケースが多いようです。